17:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 00:43:43.08 ID:xCSUCc4v0
  
 そしてメロスが村に戻ってきた次の日、ウスザーン村ではユキと、新郎であるチャチャノーンの結婚式が盛大に行われていた。 
  
  
  オメデトーッ!  オシアワセニ――!  ユキチャンカワイイヨオォ――! 
  
  
 イチゴ「ぐっふふふふふぅ・・・w 今日のユキちゃんは一段とかわええのぅ…! んんんこのスリットがタマらん…!」スリッ 
  
 ユキ「そ、そうですか? 恥ずかしいです、イチゴさん…///」 
  
 イチゴ「な、なあ、ユキちゃん、今夜はええじゃろ? 婦婦になったんじゃから、アッチの方も、今夜は最後まで…」グフォフォフォフォフォ・・・ 
  
 ユキ「は、はい・・・///」 
  
  
 爽「……」 
  
  
 新郎から初夜の営みを求められて頬を赤らめるユキ… 
 そんな姿を見て、姉であるメロスの心は、喜び以外に嫉妬の炎にも焼かれているのかと、思いきや… 
  
 爽(ひひひ… これで超絶かわいい妹が二人になったぜ…! ぐひひ…! さてさて、どうやってあのチャチャノーンちゃんを言いくるめて、夜の営みに乱入するか…)デュフフフフ・・・ 
  
 嫉妬や妹たちの幸せよりも、二人との夢の3Pを想像してダラしなくニヤけているだけであった。 
 勿論、自分の身代わりになって幽閉されているユアーンティウスのことなど、欠片も頭にはない・・・ 
  
  
 セーラ(メロスの奴、妹の結婚式やっちゅーのに、また気持ち悪い笑み浮かべよって… 何考えとるんや?) 
  
 キラメ(あの妖しげな笑い… うーむ、すばらくないですね…) 
  
 アコ(何あのキモい顔…? メロスったら、新婦の姉のくせに、だらしないったらありゃしない…) 
  
 スミレ(まったく、ここの姉妹は、妹はしっかりしてるのに、姉の方は頼りないことこの上ないな…) 
  
  
 結婚を祝いに来た村人たちも、メロスのそんな様子をタメ息まじりに眺めていた。 
  
 そう、この時はまだ、誰も、メロスが明日、友のために自分の人生をかけた凄絶な大爆走をすることになるなどとは、夢にも思っていなかったのである・・・ 
  
  
  
 (続く) 
  
  
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