モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:16:22.45 ID:nZ3oq+wSo
APが乗ってきたバイクのサイドカーから降りてその後をついていくのは、キョンシー型エクスマキナ、キン。
そして本部入り口に入る直前にその形はばらけ、変形してAPに装備される。
その能力である脚力を生かして、上から入る方が手っ取り早いが、結界が邪魔をしてその手段はとることはできない。
故に、APの目先の目標はこの結界を解除することを念頭に置いていた。
「……結界系の能力者は基本的に、その強度が能力者との距離によって強化される。
これだけの結界ならば、この建物内にその能力者はいることは、想像できるはず。
それに……」
エレベーターは停止しているために使えない。よってAPは階段を一段一段上がりながら考察する。
「……これだけ強固な結界なら、おそらく元々『閉じこもる』ための結界。
そういう前提で生み出された、外界と自信を隔絶するための物」
APの脳裏に浮かぶ幼少期の記憶。
母親にいいように使われ、外の世界を知らず『閉じ込められて』きた経験が囁く同族の感。
「……反吐が出る。自ら閉じこもるなんて……」
そして階段の手すりに足をかけて上を見上げる。
その先には折り返す階段の構造上、上階の様子が一直線に見ることができる。
APは手すりに掛けた脚を蹴り、一気に上昇する。
1階から一気に5階へ飛び、それより先を阻む異物を感じたためにAPは急に反転し、その『断面』に脚をつける。
そこは傍から見れば何もないのだが、その両脚は確かに何かの存在を伝える。
そここそがこの同盟本部全体に張られている結界の下層の断面であり、これ以上、上には進めないことの現れであった。
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