モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:51:27.65 ID:nZ3oq+wSo
「それでいいのか?それは人の人生をひとつ背負い込むことと同じだ。
決して生半可なものじゃない。いつか後悔する時が来る。自分だけの物じゃない自分の人生はロクなのものじゃあないぞ」
LPでさえも、誰かの人生をすべて背負い込むことはできない。
たしかにネバーディスペアの4人の後見人として世話をしているが、すべてを受け持ったわけではない。
所詮は個人個人の人生。いつかは独り立ちする時もくるのだろう。
だが奈緒がしようとしていることは、死にゆく者の骸を背負い続けることだ。
その重荷は決して手放せず、いつかその重さに押しつぶされるかもしれないのだ。
「確かに、簡単じゃない。だけど、今更一人増えたところで問題ないよ。
もうとっくに、あたしのなかは大所帯だ。あたしは一人じゃない。だったら、この子も一人にしておけない」
「奈緒……お前、『気づいて』いるのか?」
LPは奈緒のことを残った研究資料からある程度知っていた。
だからこそ奈緒の言っている意味が分かるし、そしてこれまで奈緒がそれに気づいていなかったことも知っている。
だがその事実はまさしく重荷だ。知らないのならば知る必要はないし、できれば知らないほうが幸せであった。
「気づいているかはとにかく……なんとなく感づいてはいるよ。
会ってはいないけど、そこにいつもいる気がするから。
……まぁそれに、この子と約束もしたから。父さんと母さんを探すってさ」
「……その先は、茨の道だ。
決して明るくはない上に、破滅をもたらすかもしれない。それでもか?」
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