モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆lhyaSqoHV6
[sagasage]
2018/11/08(木) 06:08:15.38 ID:LkNOvbtJ0
クォーツ『目的地──アストラルクォーツがある場所だが、対外的には「関係者以外立ち入り禁止」の区画内にある』
クォーツ『まあ、その表現自体は偽りでは無いのだが、問題はその後だ』
クォーツ『故意にせよ、知らずに迷い込んだにせよ、"関係者"以外が足を踏み入れたが最後──』
クォーツ『漏れなく行方不明者リストに加えられる事になる』
むつみ「えぇ……?」
むつみ「つまり、その"敵"が、入り込んだ人を……?」
クォーツ『それもあるだろうが、人為的な理由以外で行方不明になっている可能性もあり得る』
クォーツ『例えば、入り込んだはいいが迷ったまま出てこられなくなったり……といったところだ』
むつみ「……」
不安そうな面持ちのむつみを余所に、クォーツは話を続ける。
クォーツ『ネオトーキョーの防犯システムが、一般的な都市のそれとは比べ物にならないほど高度だということは知っているか?』
むつみ「授業で習いました」
むつみ「防犯も含めた都市機能の全てが、世界最先端のシステムで動いているって」
クォーツ『生活環境の利便化などと体よく言い繕ってはいるが、その実態は大衆を効率よく管理するための物だ』
コンピュータ制御・ネットワーク接続により管理運営され、極端なまでに電脳化が推し進められたネオトーキョーの都市機能は、
『サイバーフューチャーシティ』として、世界の主要都市でもモデルとされているほどだ。
だが、高度に一元管理されたシステムの恩恵を真に享受しているのは、そこに暮らす市井の大衆ではなく、いわゆる"支配者層"と呼ばれる存在である。
人類が文明を持ち、集団で暮らし始めたその時から、為政者はあの手この手で民衆を管理する策を講じてきた。
ネオトーキョーの都市機能管理構造はその極致と言えるものだ。
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