野原しんのすけ(15)「歯を食いしばれサイジャク、オラのサイキョウはちょっと響くゾ」
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379:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2019/03/27(水) 00:48:34.31 ID:u6aAKjZY0

「おおっ!?」

元々柔らかい天板だったのだろう、机にはボールのぶつかった跡がくっきりと凹みとして残っていた。
一方スーパーボールの方はと言えば、ひび割れ潰れてしまっている。

「この方法なら、『反射』は破れるけど、こんな風に拳なんかを使えば壊れちゃうから、もっと柔らかい武器か、逆にすごく堅い武器が必要になる」

でも、と彼は更に続ける。

「この方法を使った、ガジェットなら、一時間位で造れるけど、どうする?」

しんのすけは首を横に振る。

「いや、ありがとうボーちゃん。もうヒントは十分もらえたからいいや」

それに一時間後では実験には間に合わない。

「そう、じゃあ最後におさらい」

ボーいわく、必要な物は三つ。
まず『反射』される瞬間を感知できる高性能なセンサー。
次に柔らかく、ある程度変形してもいい二段重ねの物。
最後にソレらを一方通行に向けて発射する物。

「良かった、全部揃ってるゾ」

「そう、なら心配いらないね。あとは多分『反射』は体の表面に、膜のように領域を設定して、演算してると思うから、それが無い所をねらうとか」

他には非現実的だが、一方通行の反射膜(仮称)の外側では空気等の無害な物質に擬態し、体内に侵入してから毒性に変化する物質を創る等、ボーは様々な案を出す。

「これは、『反射』を破るって言うよりも、すり抜けるっていったほうが良いかもね」

「オラにその方法は無理かな……じゃあまたねボーちゃん」

「うん、またね、しんちゃん」



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