247: ◆aL7BEEq6sM[saga]
2016/08/02(火) 12:03:40.20 ID:VLRklyEc0
宇野「私達はだいたい2時間後に、またこの店の前に迎えに来ます。なんJ民さんは存分に、レストランでの食事を楽しんでください」
彡(゚)(゚)「おう、気が利くやんか。もちろんそうさせてもらうで」
我修院「話はまとまったかね? まぁ、ちびっこ君もそう気落ちするな。美食の道には幸運が必要だが、今回の君には、それが無かっただけのことさ」
248: ◆aL7BEEq6sM[saga]
2016/08/02(火) 12:04:09.61 ID:VLRklyEc0
権田「構いませんが......なんでまた、そのようなことを?」
宇野「多分、凄く汚れるからです。......原住民さんは、あのレストランに入れなくて不幸だ、と思っていますね?」
(´・ω・`)「グスッ......え? う、うん。そりゃそうだよ」
249:名無しNIPPER[sage]
2016/08/02(火) 15:48:46.13 ID:zxOJGvlQo
かなしいなあ
250:名無しNIPPER[sage]
2016/08/02(火) 17:57:27.01 ID:y/pvYcTio
なんだこの大作!?
251: ◆aL7BEEq6sM[saga]
2016/08/05(金) 14:43:35.03 ID:pkUUFC7CO
ワイが最初に違和感を感じたのは、店に入った時、というか最初からだった。
美食家の我修院すら知らない、秘境のレストランというのだ。どれ程煌びやかな店だろう、と楽しみにしていたのだが、その期待はハナからへし折られた。
じゅんぺい&まひろ「「いらっしゃいませ」」
252:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 14:44:19.72 ID:pkUUFC7CO
何故、レストランの客室の床がビニールシートなのか。座席がソファーなのは何故か。食卓が、背の低いガラスの円卓なのは何故か。
一度に一組の客までしか対応出来ないであろう、狭すぎる客室は、ワイの目にあまりに安っぽく映った。ガラスの円卓にポツンと置かれた五本の蝋燭の内、一本だけ火が点いていないのも、店内の手抜き感を増している。
彡(゚)(゚)(清潔感や居心地の良さで言ったら、風俗の待合室にすら負けるぞ、こんなん)
253:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 14:45:27.15 ID:pkUUFC7CO
我修院「分かった。とりあえずぅ、もう待ちきれない。早く出してくれ」
命に関わる、という料理屋にあるまじき台詞も、しかし我修院は意に介していないようだ。
不信と不安が募ってきたワイが、一旦外に出ようと腰を浮かしかけた時、店員がグラスの乗ったトレイを持ってやってきた。
254:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 14:46:08.48 ID:pkUUFC7CO
我修院とワイの前に、小便の入ったグラスが置かれる。出のキレが悪かったのか、最初に注がれた我修院のグラスに比べ、ワイの分のグラスは明らかに分量が多かった。
人間の小便なんて、飲めるわけがない。食通の我修院に助けを求めようと横を向くと、我修院は平然と小便を飲み干していた。
我修院「うん。非常に新鮮で、非常に美味しい」
255:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 14:47:41.09 ID:pkUUFC7CO
机の上に人参、大根、きゅうりの詰め合わせが載せられる。パッと見た限り、スーパーで売っているカット野菜をそのまま出したような代物だが、正直もう、汚く無ければなんでも良かった。
ただの野菜にホッと安堵していると、店員が大きな皿を持ってきて、机に置いた。何事かと思って見ていると、店員はおもむろに裸の尻を皿へと向け......大便を始めた。
ブリュッ、ブリチ、プゥゥ! ビチャビチャビチャ!!
256:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 14:48:31.68 ID:pkUUFC7CO
じゅんぺい「どうです? 当店のデジタルスティックのお味は」
我修院「うん。素晴らしい料理だ。初めて食べる味だよこれは。なぁ?」
彡(゚)(゚)(初めて食べるに決まっとるやろ糞なんか!)
257:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 14:49:13.77 ID:pkUUFC7CO
じゅんぺい「どうですか?当店の糞・ハンバーグは」
我修院「ひ、非常に......しっかりとした味だ」
店員に感想を求められ、我修院が賛辞を絞り出す。だがこの2分後に、耐えきれなくなった我修院は盛大にゲロをブチまけていたので、きっとそれは大嘘だったのだろう。
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