どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです 2
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208: ◆G2i9TD/uc6FP[saga]
2017/01/29(日) 20:52:27.20 ID:B8hfcVV30
細い魔物「我らがマスターであるグロノム様だ」


真姫「グロノム…?」


細い魔物「魔王軍幹部であり、魔物錬金術の師だ」


真姫「魔物錬金術…?魔物をくっつけたりするってこと?」


細い魔物「そうだ。それにより生み出されたものが我だ」


細い魔物「もうおしゃべりは終わりだ。勝負だ西木野真姫。たった一人でどこまで耐えれるか?」


真姫「っ…」


細い魔物が指示をすると、闇魔力の池の上に立っていたさまざまな魔物が10体程度真姫に向かっていく。


真姫「パッと見は今まで戦ってきた雑魚と変わらない…。10体程度なら、いける!」


真姫はその場でくるくると舞う。
そして数秒の舞を終えてから10体の魔物に向けて扇を振るう。すると扇から魔力の鎖が5本飛び出す。
走って来ていた魔物たちのうち5体は、飛んできた魔力の鎖によって動きを止められる。
それに驚いて魔物が少し止まると、鎖に縛られていた魔物5体に向かって5発の上級炎魔法がその魔物の頭部をえぐる。
4足歩行の獣だったり、二足歩行の獣人のような魔物だったり、さまざまな種類の魔物がいるが、そのうち5体がこの攻撃で消滅する。


真姫「鎖錠の舞と爆熱演舞よ。さ、次」


残り5体の魔物が奇声を上げて真姫へ突っ込んでくる。
真姫は軽く走り出し、扇を振るう、


真姫「風よ…」


真姫の足元から風が吹き出し、真姫の体は宙に浮く。
そのまま魔物たちの真上にまで飛んだ真姫は、扇に風のような炎魔法をまとわりつける。
そして一気に、真下にいる魔物たちにむけて扇を振り下ろした。
扇から放たれた炎の風は魔物たちの間を抜けて地面に接触すると、地面を這うように炎風が広がる。
炎風にやかれた魔物たちはたまらず消滅する。


真姫「これは情熱の炎風」


真姫は着地してから扇をくるくる回して説明する。


細い男性「ほう、踊り子もそこまで甘くないか」


真姫「今の私は踊り子じゃなくて上級職であるスーパースターなのよ?」


細い男性「ならば、これならどうだ?」


細い男性がまた手を振るうと、闇魔力の池からかなり筋肉質で高さだけで2m程度あるだろう巨漢な魔物が3体登場する。


細い男性「力でひねりつぶそう」


巨漢3体はうなり声を上げながら真姫に突進していく。


真姫「どう来ても受け流すのみよ」


先頭を走ってきた巨漢Aが右の拳を振り下ろす。
しかしその拳の軌道はほんの少しそらされ、対象に当たることはなかった。
真姫が舞を応用した動きで、扇で拳の動くルートをなぞり軌道をずらしつつ回避したのだ。


真姫「攻撃だってするわよ!」


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