どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです 2
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327: ◆G2i9TD/uc6FP[saga]
2018/06/12(火) 22:30:34.47 ID:i/qOOlvs0
アマノダケへ向かう道中で海未は一族について口を開いた。


海未「私の一族は『リーズン一族』といいます。一族の里はレンドラストのスクリオーネから少し離れたところにあったといいます」


絵里「スクリオーネの近くってことは、レンドラスト大陸の中でもかなり西側なのね」


凛「あったってことは…?」


海未「私が生まれて間もない頃に、里が魔物に襲われてしまってなくなってしまったんです」


海未「私の母は魔物に襲われてそこで亡くなりました」


海未「父は私を連れて命からがら逃げ、オトノキザカの近くまで離れてそこで生活を始めました」


ことり「そういういきさつがあったんだ…」


希「海未ちゃんと海未ちゃんのお父さん以外の人たちはどうなったん?」


海未「ほんの少ししか聞いてませんが、生き残った一族の人ともめたみたいです」


海未「森で住んでいたのは、園田家の掟だといわれましたがそれが本当だったかはわかりません」


ことり「小さい頃、私と遊んでた時はお父さんはいたよね?」


海未「はい。でも、2年前にオトノキザカの森の中で父の遺体が見つかりました」


穂乃果「い、遺体って…?」


海未「父の体には切り傷や打撲傷、火傷傷と多くの傷があり、父が倒れていた場所の草木は荒れていました」


花陽「そんなことが…」


海未「それ以来私は、強くなることを決めたんです。それがこの旅で役に立つとは…」


希「強い決意やったんやね。じゃないとそんなに弓矢の扱いがうまくなることはないやん」


海未「リーズン一族は弓矢の才能に長けていたため、父にも弓について習っていたことがありました。ですが、弓に対して真摯に向き合ったのは父と別れてからです」


凛「海未ちゃんはμ'sの最強のアーチャーだにゃ!弓と矢を持たせたら右に出る者はいないにゃ!」


真姫「その弓の技術は一族の才能ではないわよ。海未の努力の結晶だわ」


絵里「あなたの射撃を見ればわかるわよ。あれはあなたの積み上げてきたものよね」


海未「…ありがとうございます、みなさん」


海未「みなさんと出会えて、本当によかったです」









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