京太郎「俺はもう逃げない」 赤木「見失うなよ、自分を」
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274:スレ主 ◆EvBfxcIQ32[saga]
2016/09/20(火) 00:08:42.68 ID:yliB1Glh0
 そして俺の次、和の番。ここで俺の目論見が外れれば結局優希がツモってすべては水泡だろう。

 東場限定とはいえ、リーチかけたら絶対ツモることが前提とか、どういう麻雀だ全く。

 和は河を見て少し迷った後、打1p。


「ポンッ」


 咲がその牌を鳴き、優希の番が飛ばされる。

 優希にしては遅い、9巡目でのリーチだ。多分馬鹿みたいに大きな手が入っているんだろう。

 それに俺を飛ばしてしまうことへの抵抗感もあるのか、和と咲は俺を優希のツモで飛ばすという選択肢を捨ててくれた。

 カンを得意とする咲は、チーよりはポンをする可能性が高い。

 和はまだ河に出ていないかつ、咲の持っていそうな牌を出してくれたのだ。

 心の片隅で彼女たちの良心を利用したような作戦に罪悪感を覚えつつ、俺はツモ山に手を伸ばした。


「げ………」

 引いて来たのは、5s。ドラだ。


(どうしたもんかね…………)

 6sを捨てて、5sと4pのシャボ待ちにすることもできる。

 そうすれば翻牌ドラ6となり、5sで上がれば倍満に手が届く。
 
 が、河を見ると5sと4pはもうそれぞれ1枚ずつしか待ちがないし、その時捨てる6sだってドラ近くかつ、優希に対して無スジだ。怖すぎる。

 さらに言えばドラ5sなんてど真ん中且つドラの牌を、リーチをかけている優希はともかく他二人が捨ててくれるはずはない。

 かといって、47sで待ちがまだ6枚ある両面待ちを保つ場合でも、ドラそのものかつ無スジを捨てるのも怖い。



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