165:名無しNIPPER
2016/10/21(金) 09:32:29.51 ID:u/Z6bUP30
 いつかブラッドボーン編もオナシャス 
166:名無しNIPPER[saga]
2016/10/28(金) 11:12:19.69 ID:Hb1zpgYd0
 何かに追い立てられているかのように歩き出した戦士を先頭に、ソラール、グリッグス、ラレンティウスが続く。 
 毒を持ったぬかるみは依然として病み村の底に沈殿していたが、不思議と四人の動線を避けるかのように、彼らは身をよじった。 
 炎の魔女の言葉もあるが、竜に泥をすすられた為に量が減った事が、ぬかるみに溶け込んだ亡者に、いくらかの動く自由を与えていた。 
  
  
167:名無しNIPPER[saga]
2016/10/28(金) 19:06:08.57 ID:Hb1zpgYd0
 魔女の願いに曖昧な応答を返したコブラは、先を歩いていたレディに追いつくと、四人の不死と共に灰の丘を登り、横穴に入った。 
 横穴の中は暖かく、壁は白い蜘蛛糸状の粘着物に巻かれた、いくつもの節くれで構成されていた。 
 ソラールが節くれの一つに触ると、節くれはかすかに脈打った後、冷えて固まり、その様子は蜘蛛糸の存在も相まって、横穴を進む一行に、蜘蛛に捕らえられた虫の断末魔を連想させた。 
  
  
168:名無しNIPPER[sage]
2016/10/28(金) 19:32:44.03 ID:xB+hs4Y8O
 こ、こわい…… 
169:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/28(金) 23:02:19.29 ID:C+GHjOxWo
 卵産み付けられてんだっけか?確か 
170:名無しNIPPER[saga]
2016/10/30(日) 03:07:41.72 ID:se1u189k0
 戦士「引き返そう…ここは本当にやばい…」 
  
 ソラール「待て、考え直せ」 
  
 戦士「お前こそ考え直せ!見て分からないのかよ!ここがどんな所か!」 
171:名無しNIPPER[sage]
2016/10/30(日) 03:35:56.05 ID:uRIP9iWyo
 鬼が出るか蛇が出るか 
172:名無しNIPPER[saga]
2016/10/31(月) 00:21:33.14 ID:MPyVXjea0
 節くれの洞窟の先には、またも広い空間があった。 
 そこは楕円形の大広間で、四方の壁と天井は糸に巻かれた卵で出来ていた。 
 二人が潜った霧は楕円の両端の一方にあり、その反対方向には石積みの古城の一部を思わせる、丈の高い建造物が見える。 
 その建造物の出入り口と思しき横穴から、赤い光が漏れだした。 
  
173:名無しNIPPER[sage]
2016/10/31(月) 01:32:40.93 ID:rSjjck+so
 歴史を作らないんじゃ考古学者にも不要そうだな 
174:名無しNIPPER[saga]
2016/11/02(水) 14:54:17.48 ID:3Ea9QEps0
 魔女の身体は、混沌の炎に半ばまで飲まれ、変質している。 
 ゆえに纏うのは混沌の炎であり、本来彼女の持っていた魔女としての本質も、失われている。 
 その本質があれば、コブラの指に嵌められた『老魔女の指輪』の効力を見抜くことが出来ただろう。 
 そして、指輪を強めている、コブラの中にある未知の力の存在すらも。 
  
776Res/935.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20