241:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 03:18:29.18 ID:fMt0zt8E0
一本の細い鋼線は谷底から伸び、コブラとレディが病み村への入り口として使った横穴の崖っぷちに刺さった。
ワイヤーのウインチは力強く駆動し、コブラ達を引き上げていく。
コブラの右足にはソラールが、左足には戦士が、左脇にはグリッグスが、背中にはラレンティウスが、掲げられた右手にはレディが、それぞれしがみついている。
しかし、不死達をまたしても驚愕させていたのは、黒騎士の大剣を保持するコブラの咬合力だった。
スタッ
コブラ「っかー!アゴが外れるかと思ったぜ!アウチチ…」
ソラール「ハハ…もうどこから突っ込めばいいのやら…」
グリッグス「君は……そんな物があるかは分からないが、胆力を高める魔法を習得しているのか?」
ラレンティウス「いや、コレは噂に聞く呪術『内なる大力』なのかも…」
コブラ「? なんの話かサッパリだな」
戦士「そんな事どうでもいいだろ?なんで強いかなんて関係ない。大事なのはコイツが強いってことだ」
戦士「さっさと行こうぜ。グズグズしてると下の大食い野郎が登って来かねないぞ」
ソラール「うむ。ひとまずは祭祀場に行こう。ここから行ける篝火の中で、あそこの物が一番近い」
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