提督「…さぁ出撃してこい!」 曙「黙れクソ提督」
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685: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2018/01/05(金) 02:27:01.65 ID:YYdFGxTY0
ー司令室ー
『遠征艦隊より入電!…敵艦隊と遭遇し現在交戦中!』
川内『ッ提督聞こえる!??見たことない敵と交戦中!!ッでも私たちだけじゃちょっとキツイかも!!応援を…!!』
提督「」ッブゥー!??
飲んでいたコーヒーを吹き出し、無線機を引ったくる。
提督『あ、あー。オホン。現状を教えろ』
川内『駆逐艦の子が何人か、えーとあれは、吹雪ちゃんだっけ?…吹雪ちゃんが大破。え?深雪?…とりあえず1人大破、2人中破して…ッのやろおお!!ちょこまかと!!!この際、応援がなくても夜戦まで持ちこたえてやれば…!!』
聞こえてきた報告に言葉を失う。
もう何回目だろう。このような展開は。
同じ艦隊のメンバーの顔と名前すら一致しないまま出撃し、武功を得るため無茶をし、挙句撤退の二文字はない。
先陣を切り、怪我をする者。
功を焦って、被弾する者。
武功を取り合って、争う者。
前提督と艦娘の間に絆はあっても、艦娘同士の間に絆はない。
改めてこの現状を痛感する。
提督『大破しているものがいるなら撤退しろ。全く使えない鉄くずどもだ』
川内『撤退?…あー。じゃあもう帰りたい子は帰っていいよー。私1人でもやるから…!!』
提督『ッ』
私の言葉は届かない。
ことは一瞬一秒を争う。
恥をもう一度捨てよう。
一旦無線を切り、館内放送へ切り替える。
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