242:名無しNIPPER[saga]
2016/12/21(水) 02:24:51.27 ID:3nLW6oL9O
(世界は今、これで満たされている)
あの怪物が憎い。
憎くて憎くて仕方がない。
もし強い力があったなら殺せるのに、私にそんな力はない。
だから、こうして怪物の脚を引っ掻いたり噛み付いたりすることしか出来ない。
死んでもいい。もう死んでも構わないから、この怪物に痛みを与えたい。
死にたくなる程の痛みを、生を投げ出したくなるような苦しみを与えてやりたい。
けれど無駄だった。
蹴っても噛んでも、引っ掻いても殴っても反応はない。
私の存在に気付いてすらいない。
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