62: ◆4RMqv2eks3Tg[saga]
2016/11/26(土) 00:35:08.55 ID:tRPk/B7zO
   
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  少女は不気味な声によって目を覚ました。  
    
  意味は理解出来なかったが、死ねだとか滅びだとか、口にしてはならない言葉を発している。  
    
  まだ4歳ではあるが、それが悪い言葉、汚い言葉であるというのは理解出来た。  
    
  絶望による世界への宣誓が終わった頃には、少女を挟んで眠っていた両親と兄も起きていた。  
    
    
  「これから外に出るから、すぐに着替えなさい」  
    
    
  いつもの声、優しい父の声。  
    
    
  「夜はあぶないから、出ちゃダメなんだよ?」  
   
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