84:名無しNIPPER[saga]
2017/04/22(土) 20:53:02.51 ID:WxLVMVwR0
そう言葉に天城が詰まった時だった。
激しい爆音が轟く。
皆が振り返った。
遠くに見える、彼女たちの船が揺れていた。
呆気にとられる彼女たちの前で、爆発はさらに続いた。
誰かが反応する前だった。
先行していた演習相手だろう、別の砲撃音が響く。
「会敵のようですね!」
天城が口調を強めた。
同時に、船に通信を取るが返事はない。
二方向からの攻撃。
…もう、頼れるのは自分らしかいないのだと彼女はそこで腹をくくった。
そんな天城を見て察したのだろう。
夕立は、斜に構えた発言を止め、己の艤装を構える。
由良、涼風もそれに続く。
だが、敵はこなかった。
107Res/73.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20