482: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/10/23(月) 22:56:08.65 ID:rkcK97lyO
ゲン「もう一度復活の隙を作ってやるんた」
高橋「手前の奴を転ばす……」
高橋は担当の前を持つ隊員の膝裏に狙いをつけている。息をたっぷり吸い、吐かずにタイミングをはかる。高橋が引き金を引いた。SATの狙撃手も同じタイミングでライフルを撃った。銃声が重なった。南側のビルにIBMが飛来してきて、狙撃手と観測手の背中を貫いた。高橋の撃った銃弾は隊員の膝蓋骨を破壊し担架の上に倒れこむ。同時に高橋のライフルも銃撃を受け、使用が不可能になった。金属片が弾け跳び、高橋は腕で目を覆った。
高橋「クソッ、佐藤はどうなった!?」
ゲンは双眼鏡をのぞきこんだまま、息をのんで答えない。
SAT隊員「邪魔だ!どけぇ!」
佐藤に覆い被さっている隊員をどかし、射手が急いで前に出る。射手が短機関銃の銃口を佐藤に向けると、復活した佐藤と目があった。
佐藤「おはよう」
目覚めたばかりの佐藤が、射手にむけて朝のあいさつを口にした。
SAT隊員「くたばれぇっ!」
射手は機関銃の引き金を引いた。撃針が雷管を叩き、推進力を得た大量の銃弾が火と煙をともないながら佐藤を襲った。
ゲン「駄目か!」
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