新田美波「わたしの弟が、亜人……?」
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683: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 21:08:10.50 ID:z5kRHM0CO

 夜食を摂り、食後の作戦会議も終わった。戸崎はフォージ安全での作戦展開の許可をとったことを告げ、より詳しい施設の情報を開示した。それによって実行可能なプランが絞られ、それぞれのプランの具体的な検討に入っていった。

 永井はそれらを聞きながら、ビルの十階にある、とある設備にひとり注目していた。

 会議が終わり、就寝するまで各々が必要なルーティンをこなす時間ができた。戸崎と下村は厚労省の仕事をしていた。オグラは煙草を吸い、中野はテレビを見て笑っていた。

 装備の点検を終えたあと、若い黒服はフェルナンド・ペソアを読み、年嵩の黒服はシャワーを浴びたあと、国外の治安情勢をネットニュースで調べていた。平沢と真鍋は缶ビールを開け、てきとうにおしゃべりしていた。

 数缶開け、就寝のためそれぞれの部屋に戻る前に、真鍋はトイレに立ち寄った。消灯された廊下はすっかり暗い。


永井「あの」


 トイレから出てきた瞬間、背後から声をかけられた。真鍋は素早く身を翻すと、腰のホルスターた差してあった麻酔銃を手に取った。

 永井が驚いた表情のまま固まっていた。



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