689: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 21:15:34.54 ID:z5kRHM0CO
永井「同じ失敗はしない。僕はバカじゃないから」
力のこもった、決然とした口調だった。
平沢「頭の出来は年功序列じゃない。好き勝手ふるまえ。おれはプラン通り動くだけだ」
それだけ言い残し平沢は去っていった。永井は視線だけで平沢の背中を見送ると、正面の茫洋とした黒い闇に眼をもどした。
見るかぎり、そこに永井の内面をざわつかせるものはなにもなかった。
永井は背中をまるめふたたび思案をめぐらした。
今度ははっきりと佐藤の顔を思い浮かべながら。
ーー
ーー
ーー
968Res/1014.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20