【艦これ】提督「……さて、と」 夕張「何でしょう?」
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11: ◆hsyiOEw8Kw[saga]
2017/02/01(水) 23:30:15.49 ID:YQB9fyw70
榛名「まぁ、見ててください」

そう言うと、榛名は輪を両手に持ったまま胸の位置まで上げ、後ろ歩きでパイプとできる限り離れた。
パイプと向かい合う榛名。

当然、紐はピンと張り榛名の背中に食い込む。
そのまま紐に全体重を預けるようにして、榛名は地面から足を離し、代わりに壁に足をついた。
軋む雨樋。
だが、持ちこたえて。
壁を踏む力により、パイプに掛けられた輪が榛名を支えた。

不知火「おお……」

感心する不知火を尻目に、榛名はその姿勢を維持したままスイスイとパイプに沿って壁を蹴って進んでいく。
無論『ケーキ』は頭の上に乗せたままだ。

榛名「不知火さんは……登れるんですよね?」

一瞬止まり、榛名は下を向いて不知火に問いかけた。

不知火「……ええ、まぁ……」

不知火はパイプに近づく。
そのままガシッとそれを掴むと、普通によじ登り始めた。

榛名「おお……やはり……」

不知火「……なんですか?」

普通に独力で登り切った不知火に対し、榛名は熱い視線を送ったが、頷いただけで何も言わなかった。
やや不服そうな不知火を置いて、榛名は先へ進む。


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