俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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[sage]
2017/03/24(金) 04:46:32.60 ID:61OoMnPu0
結衣「うわー、きっれー」
言葉とは裏腹に、沈む夕日に照らされた由比ヶ浜の顔は、刻一刻と近づく一日の終わりに対して惜別する、淡い哀しみに彩られているかのように見えていた。
そんな彼女にかける言葉もなく、俺は一歩離れた位置からその後ろ姿を見つめる。
結衣「 ――― 今日は楽しかったね」
窓の外を見遣りながら、由比ヶ浜が俺に向けて声をかけてきた。閉館時間も近いせいもあってか、周囲に人影はない。
八幡「 ……… ん、ああ。そうだな」
結衣「一日、あたしの我儘につきあわせちゃってゴメンね」
八幡「 ……… いや。それよりお前、時間はいいのか?」
門限があるという話は聞いていないが、年頃の娘だ。あまり遅くなると親も心配するだろう。
俺も小町の帰りが少しでも遅くなると心配で心配で、居ても立ってもいられなくなって、思わずソファーに寝転んでしまうことがあるのでその気持ちはよくわかる。
結衣「うん ――― 、 」
由比ヶ浜が外の景色に気を取られているのか、うわの空で返事を返す。
そして、切なげに滲む吐息で僅かにガラスを曇らせながら、やや不自然な間を置き、おずおずと付け加える。
結衣「 ――― あたし、今日はもしかしたら、ゆきのんの処にお泊りするかもって、嘘ついて出てきちゃったから」
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