俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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[sage]
2020/04/19(日) 20:43:16.81 ID:NPWzZ8gS0
一色「 ―――――― あ、先輩!」
次の日の放課後、グランドの端に立つ俺の姿に気が付いた一色が手を振り、俺も軽く手を挙げてそれに応える。
拝み手を切るような仕草で他のマネージャーに断りを入れると、一色はすぐさま俺に向かって小走りで駆け寄って来た。
一色「珍しいですね。今日はどうしたんですか? 」
軽く息を弾ませ、頭の天辺から爪先まで俺の姿をつぶさに見ながら訊ねる。
俺と言えば授業中でもないのに上下ともジャージ姿だ。不思議に思われても仕方あるまい。
八幡「ああ、ちょっと大事な話があってな」
一色「 …… え? 大事な話? それって …… 私に …… ですか?」
八幡「ん? あ、いや …… 」
そうじゃなくてだな、と続けようとした刹那、「やべっ!」という声とともに、いきなり俺達の居る場所に向けて放物線を描きながらサッカーボールが飛んで来た。
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