166: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2018/02/03(土) 11:04:55.19 ID:pbR6XZD1O
その2 不良家
自由天文部が終わるといつも歩くのが遅くなる。
不良「はぁ……」
ハッキリ言って私は自分の家が嫌いだ。
理由は……まぁ色々とある。
不良「もう着いちまった……」
ガチャッ
そんなこんなで家に帰るといつも最初にする事がある。
不良「……気付いてないな」コソコソ
ガチャッ
見られる前にヘアピンとワックスでセットした髪を治す為、シャワーを浴びる。
ジャ-ッ
不良「なんか、最近大きくなってる気がする……」
私からすれば身体を洗うのはそのついでだ。
ガチャッ
不良「ふーっ、スッキリした……」
着替えも済ませた事だし今日はもう寝よう。
ガチャッ
不良「あっ……」
不良母「きゃー♡私の可愛い可愛い不良ちゃんが帰ってきたわ!!」
こんなのをみんなに知られたら全て終わりだ。
不良母「ご飯出来てるわよ♡今日も学校であった事を聞かせてね!お手伝いさんと私で作ったのよ〜」
不良母「あっ、パパが不良ちゃんと私にお揃いの時計を買った来たわよ〜☆あの人ったら……///」
またよく分からない物に私の名前が刻印されている。
不良「えへへ!早くご飯食べたいなぁ!」
不良母「嬉しいわー♡早くこっちに来て♡」
不良「……うん」
不良「ママ!!」
私はこの家が嫌いだ。
男「会長、この豪邸本当に大きいですよね」
会長「昔からこの近所で一番目立つ家だな」
男「不良の家だったりして……」
会長「まさか」ハハッ
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