38: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2017/03/10(金) 14:52:43.61 ID:U+dD3G6EO
 受付が気が付く頃には日も落ちていた、それだけ練習に集中していたのか、受付の記憶は曖昧だ。 
  
 会長「今日もありがとうございます」 
  
 受付「金を取っても良いのかい?」 
  
 会長「お金で済むのなら……」 
  
 受付「馬鹿だね、いらないよ」 
  
 子供に歌を教えていたと思い出す。 
 才能がある子だから、ついつい熱を込めてしまったのだろう。 
  
 会長「ありがとうございます」 
  
 会長「……」 
  
 受付「どうしたのさ、黙り込んじゃって」 
  
 会長「明日、ライブがあるんです」 
  
 受付「へぇ、早いね」 
  
 会長「私の歌は通用するのか……それだけが心配で……」 
  
 受付「心配いらないよ」 
  
 天才だから、と、言おうとした所で言葉を飲み込んだ。 
  
  
  
  
  
  
  
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