永琳「あなただれ?」薬売り「ただの……薬売りですよ」
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117:名無しNIPPER[saga]
2017/04/01(土) 16:11:58.03 ID:WqlHno/No


薬売り「そんな大変物騒な曲者を、毎度どうやって追い払っておられるので?」

うどんげ「……姫様よ」


 いやしかし……むぅ……
 どうせ娶るなら、やはり畜生風情などよりもうら若き美しいおなごの方が……
 あ、いや、なんでもござらん。こちらの話でござるよ。


うどんげ「妹紅が現れた時だけ、いつも姫様が、直々に追い払っているのよ」

うどんげ「あの妹紅を止めれるのは、同じ永遠を手にした姫様だけだから……」

薬売り「変わった、主従関係ですな」


 にしても妻を娶るならばやはり、慎ましきおなごに限る……
 自己主張の強いおなごは好かん。本当に好かん。
 あのいつぞやの生娘のように、耳元で事あるごとに金切り声をあげられては、おちおち夜も眠れぬわいて。
 

うどんげ「情けないと思うなら笑うがいいわ。従者が姫に守られるなんて、滑稽もいい所よね」

薬売り「いえいえそんな、めっそうもない……」


 そのような頑固極まれりおなごより、修験者の身としては、やはりこう……
 身を挺して守ってやりたくなるような、儚きおなごが、いとよきかな。



【守】



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