園田海未「私、園田海未は、高坂穂乃果と南ことりを愛しています」
1- 20
14: ◆N2ciT2iELQ[sage]
2017/03/30(木) 17:39:25.88 ID:y4VgxIfx0
海未「あ、あ…そんな。ことり、違うんです」

ことり「ことり、やめてっていったよ? そんなつもりじゃないっていったよ?」

海未「それ、は」

『聞こえなかったのです』といえるはずもなく、海未は次の言葉に窮する。

ことり「すごく痛かった。怖かった。でも海未ちゃんは、ことりを離してくれなかったよね」

海未「こ、と、り」

ことり「何度も言ったのに。何度も何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も」

こことり「……………結局、三時間もことりの上で腰を降ってたよね」

ことり「ことり、時計を見ることぐらいしかできなかったから、はっきり覚えてるよ?」

ことり「私達がベッドに入ったのが十時ぐらい、海未ちゃんが疲れて寝ちゃったのが一時五分」

ことり「それから今までことりはずっと泣いてたよ。……泣いてたんだよ」

ことり「ことりが何が一番悲しかったか、海未ちゃんわかる?」

海未「それは…私が…」

ことり「ことりはね。海未ちゃんが海未ちゃんじゃなくなっちゃったことが悲しかった」

ことり「私の気持ちも聞かないで、自分がしたいままに乱暴して、海未ちゃんがそう変わっちゃって、今までの関係じゃいられなくなっちゃったことが、一番悲しかった」

ことり「でもそれならそれで良かったの」

ことり「海未ちゃんが自分勝手にことりの大切なものを奪うような最低の人間だってわかったから、海未ちゃんのことを嫌いになって、心から憎んでやろうって思って」

ことり「だからさっき泣いてたのは、悔し涙だよ」

ことり「こんな最低の人間に、ことりの大事なはじめてを全部奪われたことへの悔し涙」

ことり「起きたらきっと海未ちゃんは、またしたいようにことりをもてあそぶ」

ことり「そうされればされるほど、ことりの中の海未ちゃんへの憎しみは大きくなって、海未ちゃんをどんどん嫌いになれる」

ことり「今まで一緒に過ごしてきて積み重なった、高い高い海未ちゃんへの大好きがどんどん崩れて、最後には海未ちゃんのことを大嫌いになって、海未ちゃんから離れられる」

ことり「そしたら海未ちゃんにレイプされたことを、みんなに言いふらすの」

ことり「海未ちゃんは周りの人みんなに軽蔑されて、一人ぼっちになる」

ことり「ことりは海未ちゃんに復讐できる」

海未「ことり、私は」

ことり「なのにっ!!」

ことり「……どうして、そんなに、やさしくするの?」ポロポロ

ことり「どうして、いつもの、優しい声で、素敵な笑顔で、私を慰めようとするの?」

ことり「ことりを滅茶苦茶にしたのは海未ちゃんなんだよ?」

海未「ことり」

ことり「ことり、もう自分自身がわからない」

ことり「海未ちゃんを殺してやりたいぐらい憎んでて、でも同時に海未ちゃんが大好きで、もっと大切にされたくて」

ことり「わからない。わからないよ! わからないよぉおおおお!!! あああああああああ!!!!」

ことりはパニックになり、近くにあるものを片っ端から投げ始める。投げつけられた携帯電話が窓ガラスに直撃し、ガラスの破片が降り注ぐ。

海未「ことりっ!」

海未はとっさにことりに覆いかぶさる。破片がいくつか、海未の背中に刺さる。

海未「うぐっ」

肩に刺さった破片から血がしたたり落ち、ことりの頬に落ちる。

ことり「う、海未ちゃん…ガラスが」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
97Res/221.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice