147: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2017/08/31(木) 23:21:05.56 ID:wvKm0gXu0
しばらく自分の顔を見続けていたイリヤスフィールは、やがてライダーに向かって叫んだ。
「……っライダー!帰るわよ!」
「ふーん……いいのかい?」
「もういい!つまんない!」
イリヤスフィールはそう吐き捨てるように言うと、急ぎ足で公園から去っていった。その後を『ライダー』が追う。
その後ろ姿を、自分と『キャスター』は黙って見つめていた。
「……キャスター、大丈夫か?怪我とかーー」
彼女らの姿が見えなくなったのを確認して、自分は『キャスター』に向かって言った。
「問題ありません。魔力は少しばかり消耗しましたが、明日には回復しているかと」
「そうか。ならよかった」
「魔力もちゃんと節約してますの。私、家計に優しい良妻狐ですから♪」
『キャスター』の言葉を適当に聞き流しながら、『ライダー』陣営の突破法を考える。
イリヤスフィール。彼女の貯蔵魔力量はケタ違いだ。自分と慎二が持つ全魔力を合わせても彼女の半分にも及ばないだろう。
となると、持久戦は不利。ならば、速攻で倒すしか勝ち目はない。
幸い、先ほどの戦いを見る限り『ライダー』自身の戦闘力は高いとはいえない。慎二と協力するなり、こちらの宝具を展開するなりすれば勝てない相手ではないはずだ。
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