士郎「……俺は、偽物なんだ」
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201: ◆026JPAkZvkOC[saga]
2018/01/14(日) 22:32:09.55 ID:gDWTlMi10
『じゃあ、まずは衛宮たちが「バーサーカー」の居場所を見つけて、場所が分かり次第僕の「ランサー」とそっちの「キャスター」が叩く。それでいいな?』

言峰神父から与えられた情報はほぼ「『バーサーカー』のマスターが通り魔事件の犯人だ」ということのみだ。
『バーサーカー』がどんなサーヴァントなのか、真名は何なのか、いつどこに現れるのかなどの情報は一切ない。それらは自分で探れということなのだろうか。

というかそもそも、何故神父は『バーサーカー』のマスターが通り魔だということを知っているのだろうか。監督役である彼はどれだけの情報を持っているのか。考えれば考えるほど不気味で仕方ない。

『……衛宮、聞いてるか?』
「ん?……あぁ大丈夫、聞いてる。ちょっとぼーっとしてただけだ」
『おいおい……ま、精々僕らの足手まといにならないように頑張ってくれよな』
「分かってる。じゃあ、『バーサーカー』っぽい奴を見つけ次第、そっちに『キャスター』を向かわせるから」

電話を切った後、呪符数枚を仏壇から取り出し、それらをポケットに突っ込む。商店街付近に見張りのポイントを絞るなら、数はそこまでなくとも十分だろう。

「ご主人様、体調の方は大丈夫ですか?」
「寝たら治った」

そんな会話をしながら、自分と『キャスター』は商店街へと向かった。


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