勇者「スライムですら倒すのに6ターンかかるおれって」
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129:名無しNIPPER[saga]
2017/06/20(火) 00:09:39.78 ID:gyInjtQz0
勇者side〜聖堂〜

勇者「祈祷師さんはいらっしゃいますか?」

女中「祈祷師様は今お祈りの最中ですから、もう少しお待ちください。」

勇者「わかりました」
(それまで壁画でも見直しておくか…、恐
らく僕達にも無関係では無いだろうし…。)

勇者(しかし…、この壁画、碑文もそうだが、肝心な所ばかりが掠れている。まるで誰かに意図的にそうされたように…。)

祈祷師「…。」

勇者「碑文の神に関係する三者についても気になる。それは僕達の旅に益をもたらすのか、災禍をもたらすのか…。」ブツブツ

祈祷師「ん"ん"、ごほん」

勇者「わっ!すみません!考え事をしていて、気付きませんでした。」

祈祷師「まぁ、構わんわ。ところで、妾に要件と聞いたが何かや?」

勇者「はい、実は、その壁画についてなのですが…。」

祈祷師「気になるかえ?そうかそうか、やはりお主も勇者じゃのう。」クスクス

勇者「?」

祈祷師「歴代の勇者達は皆…妾があったのは三人だけじゃが、その壁画に興味をもっておったよ。」

勇者「そうですか…。僕が聞きたいのは1つ、何故そこまでその壁画が劣化しているのか?です。しかも肝心な所ばかり。」

祈祷師「烈火は年月によるものと、人為的なものがある。壁画が掠れておるのは先々代の勇者が削り取ったからじゃ。」

勇者「なぜそんなことを?」

祈祷師「理由はいえん。自ずと知れる時が来るじゃろう。」

勇者「やはり、削れたその部分には、僕達の運命の重要な一端があるのですね。」

祈祷師「さて…の。唯1つ云えるのは、運命からは逃げられん、ということじゃ。決して絶望するな。」

勇者「わかりました、肝に命じておきます。」

祈祷師「年寄りの繰り言はここまでじゃ。さ、かえれかえれ」ヒラヒラ

勇者「失礼しました」スタスタ

祈祷師(果たしてその時、奴は耐えきれるか…の?)






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