332: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/09(金) 02:50:14.48 ID:89CTCDsC0
『ォオォォォォ………───』
「Enemy down!!」
散弾攻撃の間も、側面部隊による攻撃と迫撃砲隊の支援は当然継続している。
数を減らし、航空支援も不発に終わったホ級達に最早抵抗の術が残されていなかった。
航空隊の殲滅劇が終わる頃、正面でもう1体のイ級eliteが火達磨になりながら息絶える。
残るは、ホ級とロ級の2隻のみ。
《敵前段艦隊、戦力稼働率20%切りました!》
(=#゚ω゚)ノ《Graf Zeppelin以外の全ての艦娘部隊に通達!!速やかに戦闘態勢!!
ドク=マントイフェル少尉からの合図があり次第突入せよ!!》
《Jawohl!!
ようやく真打ち登場なのね、本当に待ちくたびれたわよ!!》
《此方Graf Zeppelin、共に前衛で戦えないのは残念だが艦載機の用意は出来ている!指示があればいつでも飛ばせるぞ!!》
《Prinz Eugenより全戦隊、敵艦隊の増援未だ無し!戦況我々に極めて優勢です!!》
《CPより前線各位、Mi-24の第4波が突入開始!!
どうやら我々の奮戦が伝わっているらしい、過去に類を見ない大編隊だ!巻き込まれるなよ!!》
飛び交う通信は、今や活気に満ちあふれ誰もが力強い声でやりとりをしている。まだ中核艦隊が残っていることは皆理解しているだろうが、此方にもBismarck zweiを筆頭に艦娘はいるのだ。
極めて軽微な損害で前段艦隊を殲滅しつつあり、続々到着する援軍のおかげもあって質量共に充実した装甲戦力も合わせれば戦力比でも完全に敵艦隊を逆転している。油断は出来ないが、俺達は「勝機」と十分にいえるものを手にした。
────だと、言うのに。
(;'A`)「…………」
( <●><●>)「………少尉?」
俺の脳裏を過ぎったのは、何故か“奴”の満面の笑みで。
《Mi-24第4波、後五秒で─────!?》
その予感を裏付けるように。
数機の【ハインド】が、弾丸に貫かれて火の玉に変わる。
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