39: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/04(日) 23:14:11.91 ID:wJkcZOsR0
  
  * 
  
  
 それから少し経って、私は入れたてのコーヒーを文香さんたちの席にお持ちしました。 
  
  
 卯月「お待たせいたしました。こちら、オリジナルブレンドになります」 
  
  
 私がテーブルにカップを置くと、さっそくありすちゃんがカップを手に取りました。 
  
  
 ありす「では、いただきます」 
  
 卯月「え? ち、ちょっと待って! それまだ砂糖とミルク入ってないよ?」 
  
 ありす「? ブラックで飲むのに、そんなもの入れるはずがないじゃないですか」 
  
 卯月「え、ブラック? ありすちゃん、ブラックでコーヒー飲めるの?」 
  
 ありす「だから子供扱いしないでください。それくらい余裕です」 
  
  
 それを聞いて、一緒にテーブルに来ていた未央ちゃんが感心しました。 
  
  
 未央「へー、凄いなぁ。私だってブラックとか苦くて無理なのに」 
  
  
 気のせいかもしれませんが……今、ありすちゃんが『ふふん』と、得意げになったように見えました。 
  
  
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