森久保乃々「ええっ。もりくぼ以外、もりくぼじゃないんですけど」
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42: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/06/12(月) 23:27:04.73 ID:Slcx/zS50
トイレの奥から鏡へと何往復したでしょうか。森久保がまた鏡に向かおうとしたその時。

「ああ!もう!うるさいな!さっきから何やってるんだ!!」
「ひぃぃぃいいいい!?!?!?」
「って、ノノじゃないか!?何やってんださっきから!?」
「あわ、あわ、あわわわわわ……」

誰もいないと思ってた個室からいきなり人が飛び出して来たものですから、もりくぼも口から心臓が飛び出そうになりました。
出て来た人は、美玲さんでした。

「ガッサガッサうろうろ、トイレするわけでもなし、かと思えば奥で深呼吸……本当に何やってたんだ、ノノ」
「うううぅ……」

同じユニットです。輝子さんにも言ったことを話しました。

「うーん、人と目を合わすために鏡の自分で練習、かぁ……」
「ちなみに美玲さんは何をしていたんですか……?」
「ん?あぁ。ウチもな、テレビの撮影って聞いてからずっとどうしたらいいか考えててさ……
外じゃ喧しいし、かと言ってそれ専用の部屋があるわけでなし……だから人気が少ないこの棟のトイレを使ってたんだ。
そしたらガチャガチャガチャガチャうるさい奴が来たから飛び出したってわけ」
「ごめんなさい……」
「ああ、もう、いいから。ウチこそ、大声出してごめん」

この時でも、もりくぼは美玲さんの顔を見ることができません。
どうしても、どうしても顔を向けられない……


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