52:名無しNIPPER[saga]
2017/05/29(月) 02:20:50.28 ID:hMuE1s630
そう言えば、入り口にソフトクリーム売ってたっけ。
「梨子ちゃん、ちょっとお手洗い行ってくるから、一人でお留守番できる?」
「できる……」
「よし、良い子だ」
「でも、早く帰ってきて」
「ヨーソロ」
梨子ちゃんが、可愛い。
こういう我がままも千歌ちゃんにだけ見せているような気さえしていて。
そうじゃなかった。視界が狭くなっていただけで、嫌なように自分で捉えていただけなのかもしれない。
私は、千歌ちゃんの事が大切だけど、同じようにたくさんの思い出を作ってきた梨子ちゃんの事も大切なんだ。
大切で、大好きなんだ。
「バカ曜だ……」
それなのに、梨子ちゃんが何に悩んでいるのかさえ分からない。
どれだけ見ていなかったんだ、って話だ。
148Res/108.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20