ハリーポッターと機関銃
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7:名無しNIPPER
2017/05/22(月) 10:41:51.45 ID:hpLgcjHU0
「そう。危険なのじゃ。魔法界はマグルに存在をばらさないように日々努力しているからのう」

「なぜ隠す必要があるんだ? クロスファイアを一瞬で止めて、一個小隊を無力化出来る魔法を持ったあんたたちが、非魔法族から身を隠す必要がどこにあるんだ? やりようによっては魔法で世界征服だって出来るだろうに………」

「11歳にしては良く頭が切れるようじゃの。ふむ。確かに魔法は極めれば君たちの世界を従えることも出来るかもしれん。現にそうしようとした魔法使いが少なくとも3人はおる」


複雑な表情をしながらダンブルドアは語る


その眼からは様々な感情が読み取れた

「しかしじゃ。君がそうしたように。君たちは突然やってきた征服者に抗うじゃろう。そして、その結果、双方に血が流れる」


「確かにそうだ」

「互いに知らない方が幸せ……ということもあるのじゃよ」

「理解はした。それと入学についても受け入れる。その……ほぐわーつとやらに」

「うむ。我々は君の入学を歓迎しよう。入学に必要なものや、移動方法は魔法省から移動キーが…………」

「ただ一つだけ頼みがある」

「聞こうかの」

「あんたは、魔法が使える。それならば…………」

「君の親しい者たちを生き返らせてほしい……という頼みじゃったら、答えはノーじゃ」

「なっ!?」

「万能な魔法も人の死を克服することは出来ぬ。そのような魔法はおとぎ話のなかにしか存在しないのじゃ」

「………………」

「しかし、人を死の淵から救うことは可能じゃ。君がそれを望むのなら。ホグワーツでは救いを求めたものにそれが与えられる。君は魔法の素質を持っておる。その素質を活かして、人の命を奪うためではなく、救うために魔法を使いたいと思うのなら………これに触れるとよい」

「これは?」


ダンブルドアが持っていた木の棒を振り、どこからともなく取り出したのはただの空き缶であった



「これは移動キーと呼ばれるものじゃ。これに触れれば英国のロンドンに移動することができる。中東に魔法学校が無いわけではないが、君の国籍は一応英国になっておるからの。入校は英国にある魔法学校となったのじゃ。この移動キーに触れて我々の世界へ来るかは、君次第とじゃが………」


戻るべき故郷も、守るべき仲間も失った今

自分に残された選択肢は



前に進むことだけだった



そっと空き缶に手を添える


「ようこそ。魔法界へ」


そう言ったダンブルドアの瞳からは優しさしか感じ取れなかった








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