7: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/05/28(日) 00:05:01.85 ID:Rwhrm4/q0
  「なるほど! はぐれるとさびしいでごぜーますものね……」 
  
  何度か頷きながら、彼女は納得してくれたようだった。 
  
  
  
  「学校で習ったのか?」 
  
  少し冷めたコーヒーを口に運びながら尋ねた。 
  
  「え?」 
  
  
  「バラード、だろ?」 
  
  その言葉だけで意味が通じたらしい彼女は、すぐに顔いっぱいに笑った。 
  
  「そうでごぜーます! 怪獣の!」 
  
  どうやら音楽の授業で歌っているらしかった。 
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