16:名無しNIPPER[saga]
2017/05/31(水) 21:50:00.25 ID:3uv3ojMy0
そして4月25日の夕方、テレビをつけました。
いつもと変わらない、つまらなく、
ひどく寂しい毎日のはずでした。
「今日の昼頃…渋谷の交差点で…」
まゆははっと顔を上げました。
ニュースキャスターの声が、残酷なくらい無機質でした。
「男女4人が死亡。
男性1人が重体となって…」
重体。プロデューサーさんは辛うじて生きていました。
「臓器の提供が…男性は…」
まゆはマンションを飛び出しました。
アイドルじゃなくなったまゆでも、魔法を起こすために。
プロデューサーさんと出会わないまま、
プロデューサーさんのそばで、明日をむかえるために。
18Res/12.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20