31: ◆b2/ys3/tgw[saga]
2017/06/03(土) 21:45:10.79 ID:vaSvTruRo
彼女は自分の腕に顎を据えて、私の手元をじっと見つめていた。
グラスを差し出すと顔をこちらに向けて、口元で笑った。
「ありがとう」
琥珀色のグラスに真っ赤なチェリーが沈む。
金色のピックがきらびやかに店内の明かりを反射する。
彼女は真横からグラスを見つめ、
「きれいだね」
一言呟いた。
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