12: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:10:29.89 ID:M0dxYweBo
「単純な話だよ。声かける前にみーんな『私もお祝いしたい!』って自分から参加してきたんだ。輝子の誕生日って聞いてな」
私は、それを聞いてまた呆然としてしまった。
確かに、友達が増えたとは思うけど、お祝いを一言もらえたら十分だと思ってたのに。
こんな、テーブルいっぱいに集まったみんなが、ボッチで変なヤツの私のために?
「とりあえずはこのくらいの人数だけどな、輝子の誕生日を祝いたい人はまだまだいるぞ」
「ま、まだいるのか!?」
この短い時間で何度驚けばいいんだ!
「当たり前だろ! ウチの事務所のアイドル、スタッフだけじゃないぞ! お前のファンが出した手紙が今日たっぷり届いてるんだ! 今日はあっちこっちからお祝いが飛んでくるすごい一日になるぞ!」
その整理で遅れたんだけどな、と親友は鼻を掻く。
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