10: ◆XUWJiU1Fxs[sage]
2017/06/06(火) 00:40:26.05 ID:7zKxpJxVo
「輝子ちゃんのバースデーパーティーですかぁ、ふふっ。楽しみですね」
「ひょっ!? ま、まゆ? いたのか」
「うふふっ。ずっと見ていましたよ。仲良さそうなので邪魔しちゃ悪いと思って机の下に隠れていました」
顔を真っ赤にした輝子が部屋から出て自分ひとりかと思ったタイミングで声をかけられたものだから実に情けない声を上げてしまう。ん? まゆが机の下にいたってことはもしかして……。
「あ、あの……一応、いたんですけど……」
机の下からおずおずと森久保が出てくる。
「森久保!」
「なんで私だけ苗字呼びなんでしょうか……いや、乃々って呼ばれたら呼ばれたで少しビックリするんですけど……」
「いや、深い意味はないんだけど森久保呼びの方が慣れているというかしっくり来るというか。それはそうとして、話聞いていたのか?」
どうやら2人とも俺が入ってくる前から机の下にいたらしい。アンダーザデスクなんてユニットができるくらいなのだが、いまいち俺には机の下の居心地の良さがピンと来ない。頭打ちそうだし。
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