モバP「Hs-宇宙人」
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14: ◆XUWJiU1Fxs[sage]
2017/06/06(火) 00:45:45.65 ID:7zKxpJxVo
「今日は楽しかったな、親友……生まれてから、一番楽しい誕生日だった」

「そっか。喜んでくれたのなら何よりだ」

 楽しむだけ楽しんで、大声でヒャッハーして沢山のプレゼントを貰って。輝子にとっての最高のパーティーも終わり、俺たちは夜の道を歩いていた。寮にすぐに戻ることも出来たけど、輝子の興奮は冷め切らないようで歩こうと誘われのだ。俺の隣を歩く輝子は上機嫌で今にも鼻歌を歌いそうでいた。

「プロデューサーに見つけてもらってアイドルになって、本当に良かった……私は変な奴だと思っていた、けど……周りにはもっと、変な奴がたくさんいて……それが嬉しかったんだ。サンキュー」

 変な奴がたくさんいたからこそ、輝子も変な奴で居続けることができた。他の人には理解できないかもしれないけど、俺たちだけが受信できる何かがあったのだろう。

「どういたしまして」

 月の光を浴びて銀色の髪は怪しく光る。きっと知らない人が見れば、宇宙人と思うんじゃないだろうか。俺だけかな。


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