【ミリマス】「なぁ、聞いてほしいことがあるんだ」
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2017/06/11(日) 00:23:26.32 ID:NES6yUWUo
 読んでる 
 続き楽しみだヨー 
17:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 22:17:06.05 ID:qishUH14O
 「どうだね、担当してみるかい?」 
  
 社長の言葉で我に返った。 
  
 ー是非とも君に! 
18:名無しNIPPER[saga]
2017/06/18(日) 22:35:23.21 ID:qishUH14O
 そこまで悟りながらなお返答できずにいると、社長から160キロのど真ん中ストレートが投げつけられた。 
  
 「これは、田村くんの望みでもあるんだよ」 
  
 と。 
19:名無しNIPPER[sage]
2017/06/18(日) 22:47:12.76 ID:nz37lRlu0
 田ちゃん…… 
20:名無しNIPPER[saga]
2017/06/21(水) 22:10:08.93 ID:41sCqHMqO
 「いますぐに、とは言わないが、できるだけ早い返答を頼むよ」 
  
 また内なる世界に没入していきそうな俺の先手を取るように、社長が言った。 
  
 「加入はいつからです?」 
21:名無しNIPPER[saga]
2017/06/21(水) 22:25:57.28 ID:41sCqHMqO
 「転入先の中学校にも挨拶に伺わなきゃなりませんね。ご両親とは別に」 
  
 「ふむふむ」 
  
 その相槌に微妙な含みがあるのを感じて、視線を社長へと移した。 
22:名無しNIPPER[saga]
2017/06/21(水) 22:51:43.38 ID:41sCqHMqO
 レッスンから奈緒が帰って来るのを待って、木下ひなたのことを告げた。 
  
 「新しい子!?どんな子ですか!」 
  
 こちらが嬉しくなるくらいに予想通りの、奈緒の反応。 
23:名無しNIPPER[saga]
2017/06/21(水) 23:07:39.20 ID:41sCqHMqO
 「じゃあ、私と同じ学年なんですね!」 
  
 「そうだな。中学2年生は…これで7人目になるのかな?いや、8人目か?」 
  
 まだ社長の話を聞いただけではあるけれど、やよいと相性が良さそうに感じた。 
24:名無しNIPPER[saga]
2017/06/29(木) 00:56:10.84 ID:4d5fZyT7O
 40代半ばともなれば、1年など瞬く間に過ぎてゆく…ハズだった。 
 けれどこの2ヶ月強は、丸1日眼を閉じて過ごすほどに長く感じられた。 
  
 仕事が手につかなかったわけではない。 
 むしろ、自分でも驚くほどの気力の充実ぶりだった。 
25:名無しNIPPER[sage]
2017/06/29(木) 02:20:37.92 ID:FMbGMF0O0
 複雑ですな 
26:名無しNIPPER[sage]
2017/07/12(水) 21:04:48.69 ID:c6M4uVPxO
 9月最初の土曜日。 
 都内某所の某駅。 
  
 まだ衰えない蒸し暑さを身体に、そしてそれ以上の熱を顔に感じながら、もうかれこれ1時間ほど待っている。 
  
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