【ミリマス】春香「まさかの時のアイドル裁判!」
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5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/06/08(木) 05:09:59.59 ID:qcNmfppi0

「私たちの武器は一つ! 突然の登場による"驚き"と"歌"。つまり二つ! それから"魅力"と、これで三つ!」

 白い手袋をはめた右手を突き出し、指を立てながら数えて行く。

「えっと、私たちの武器は"驚き"と"歌"と"魅力"にプロデューサーさんへの信頼。つまり四つ!」

 琴葉と静香の向ける視線が、驚きから困惑へと変わって行く。
 その場の空気の急速な変化に、堂々としていた春香も戸惑い出す。

「あ、あれ? つまり私たちの武器は"歌"と驚き"と……やり直し!」

 言って、静香が入って来た扉から出て行く三人の少女たち。
 舞台に静寂が訪れて、静香が静かにこう言った。

「だから、アイドル裁判じゃないんですから――」


 刹那! 再び派手なシンバルの音が響き渡り、風のように舞台に現れる春香たち三人。

 先ほど同様琴葉たちの前で整列し、春香が一歩前に出る。


「まさかの時のアイドル裁判!」


 そうして彼女は片手をサッと掲げると

「私たちの武器は四つ! "驚き""歌""魅力"に"プロデューサーさんへの信頼」

 一、二、三、四! 順番に指を立てながら数えて行き――。

「そしてこの恰好良い衣装! 全部で五つ! ……ああんもう! またトチっちゃった……」

 台詞を間違え、うなだれる春香。
 彼女はくるりと振り返ると、後ろで待機していた海美のことを指さした。


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