【ミリマス】P「美奈子が料理を作れなくなった」
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2017/07/17(月) 22:07:18.77 ID:FbwCUcWYo
 結局、次の日私はプロデューサーさんにお弁当を作っていかなかった。 
 プロデューサーさんには謝ったが、「担当アイドルに弁当作ってもらってる方がおかしいんだから気にする必要は無い」と言われた。 
  
 あの日以降、私は1度も包丁を握っていない。 
 握れなくなった。  
41:名無しNIPPER[sage]
2017/08/12(土) 00:32:43.12 ID:gk60nMf1o
 まだかな 
42:名無しNIPPER[sage]
2017/09/05(火) 00:31:09.41 ID:Zoys58Ayo
 「·····っ!」 
  
 早朝、今回もダメだった。 
 今回はなんとか調理台に立つことは出来たけどいざ料理をしようとした瞬間、それを拒むかのように夢がフラッシュバックして、包丁をまな板に落とす。 
  
43:名無しNIPPER[sage]
2017/09/05(火) 00:32:00.73 ID:Zoys58Ayo
 私がゲストで出演する料理番組の収録が数日後に迫っている。 
 当然私も料理することになっているけど、今の状態では絶対に無理だ。 
  
 料理に対する拒絶と料理をしないといけないプレッシャーがぐちゃぐちゃに混ざりあって、私の心を蝕む。 
 そろそろなにかを勘付いている娘もいるかもしれない。 
44:名無しNIPPER[sage]
2017/09/05(火) 00:32:27.08 ID:Zoys58Ayo
 私そんなに怖い顔してたのかな。 
 焦りの気持ちが表情に出ていたのかもしれない。 
  
 「よし、ちょっと休憩しましょう」 
  
45:名無しNIPPER[sage]
2017/09/05(火) 00:33:15.00 ID:Zoys58Ayo
 「あとはそうねえ、美奈子ちゃんってよく嘘が下手って言われない?表情とかにでやすいからかしら」 
  
 そういえば友達と受けた765プロのオーディションに私一人が受かった時も嘘が下手って言われた。 
  
 「さすがになんで悩んでるかまでは分からないけど。どう?お姉さんに話してみない?」 
46:名無しNIPPER[sage]
2017/09/05(火) 00:34:19.93 ID:Zoys58Ayo
 「大切な人って誰かしらねえ〜。プロデューサーかしら」 
  
 こんどは少しニヤニヤとしながらこのみさんは私に聞いてきた。 
  
 「っな···///いえ////····そんなのじゃないですよぅ///」 
47:名無しNIPPER[sage]
2017/09/05(火) 00:35:07.87 ID:Zoys58Ayo
 「若者の悩みを聞いて解決するのも最年長の務めよ。何でも聞いてあげるわ」 
  
 「·······」 
  
 私は視線を持っているペットボトルに戻した。 
48:名無しNIPPER[sage]
2017/09/05(火) 00:37:07.78 ID:Zoys58Ayo
 「美奈子ちゃん。辛かったわね」 
  
 「え?」 
  
 「今までずっと溜め込んできたのよね?自分のせいでみんなに迷惑をかけたくないって。だから言い出せなかったのよね?」 
49:名無しNIPPER[sage]
2017/09/05(火) 00:38:04.87 ID:Zoys58Ayo
 長いこと放置してすみませんでした 
 続きは1週間ほどお待ちください多分次の更新で完結します 
50:名無しNIPPER[sage]
2017/09/05(火) 08:52:53.05 ID:bgKoXrw4o
 おかえり! 
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