113:名無しNIPPER[saga]
2017/07/08(土) 01:39:34.03 ID:wAYX5tm50
 そう、考えるまでもないことだった。 
  
 考えるまでもないことだったんだ。 
  
  
114:名無しNIPPER[saga]
2017/07/08(土) 01:42:56.14 ID:wAYX5tm50
 ドンドンドン 
  
  
 「京子!どうしたんだよ!」 
  
115:名無しNIPPER[saga]
2017/07/08(土) 01:44:45.86 ID:wAYX5tm50
 そう、考えるまでもない。 
  
 あの時私は。 
  
 私は。 
116:名無しNIPPER[saga]
2017/07/08(土) 01:45:18.15 ID:wAYX5tm50
   
  
  
 何の事はない。 
  
117:名無しNIPPER[saga]
2017/07/08(土) 01:47:26.87 ID:wAYX5tm50
 私は皆を殺そうとして、生き残った者に反撃されて、殺されてしまった。 
  
 そして、また最初に一日を繰り返している。 
  
 きっと、それが真相。 
118:名無しNIPPER[saga]
2017/07/08(土) 01:51:43.57 ID:wAYX5tm50
 「ごめんね、みんな、この扉は開けられないや」 
  
 「もう、ドアノブを壊しちゃってから」 
  
 「中からも、開けられない」 
119:名無しNIPPER[saga]
2017/07/08(土) 01:56:20.32 ID:wAYX5tm50
 私は、扉の前で蹲り、目を瞑る。 
  
 きっと、これで大丈夫。 
  
 これで、全部終わってくれる。 
120:名無しNIPPER[saga]
2017/07/08(土) 02:05:01.86 ID:wAYX5tm50
 「……ぱい」 
  
 「きょ……ぱい」 
  
 「京子先輩、起きてますか」 
121:名無しNIPPER[saga]
2017/07/08(土) 02:07:33.98 ID:wAYX5tm50
 「ちなつちゃん、交代に来たよぉ」 
  
 「ありがと、あかりちゃん」 
  
 「ちなつちゃんは、もう寝る?」 
122:名無しNIPPER[saga]
2017/07/08(土) 02:11:07.93 ID:wAYX5tm50
 「それでですね、京子先輩、私たち凄いんですよ、変な能力使えるようになったんです」 
  
 「うんうん、凄いよねぇ」 
  
 「私は、他の人の記憶を改ざんできるようになったんです!」 
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