奏「ちょっと相談があるのだけど」
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16: ◆Dm8ArSIo3MOQ[saga]
2017/06/14(水) 17:43:00.35 ID:xHEbkr5F0
裕子「って言うかリアクション薄いです!あ、信じてませんね?信じてませんよね!?」

P「まさか、自分の担当アイドルが真剣な顔して告白してきたんだ、疑う訳無いだろ」

裕子「ぷ、プロデューサー…」

P「超能力は誰の中にも秘められている可能性だ、実在していてもおかしくない」

P「その証拠にほら、俺もこうしてボールペンをグニャグニャにする超能力が…」フリフリ

裕子「信じてないじゃないですかぁ!」

ちひろ「まぁまぁ落ち着いてユッコちゃん。…で、どういう事なの?」

裕子「…実は、私には生まれつき特別な力があったんです」

裕子「物心つく頃には瞬間移動、テレパシー、念動力、サイコメトリー、透明化、高速化、マッスル化、パイロキネシスなど数々の超能力を使えるエスパー美少女でした」

P「自分で美少女言ったよコイツ。まぁ可愛いけど」

ちひろ「どうでもいいですけど能力にエグゼイドのエナジーアイテム混ざってません?」

裕子「ところが小学生の時、ある事件があり私が超能力者であるという事実が周囲にバレてしまいまして」

裕子「あまりに大騒ぎになってしまい地元を離れ転校し…それからは自分が超能力者である事を隠して生きていこうと誓ったのです」

ちひろ「どこかで聞いたようなお話ですね」

裕子「それからは出来るだけ目立たないように、決して超能力者だとバレないように生きていこうと…」

P「斉木かよ」

裕子「幸いにも引っ越し先の近所に美味しいコーヒーゼリーがある喫茶店がありまして」

P「斉木かよ」

裕子「まぁ、新しい学校ではやたらラーメン食べようって誘ってくるヤンキーとか暑苦しいテニス部員とか腕に包帯を巻いた人とかに絡まれながら何とか目立たず学校生活を過ごしています」

P「斉木じゃねーか」

P「あれ、でもおかしくないか?超能力者ってバレたくないのに何でウチの事務所でエスパーアイドルやってんだよ」

ちひろ「指名手配犯が落し物届けに警察署に来るようなものですよね」

裕子「……背に腹は代えられない、深い事情があるんです」



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