30:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 00:26:06.66 ID:mk939Gpx0
  
  
 「プッ…フフ…」 
  
  
 硝子が朗読している最中、とある少女がクスクスと笑いだした。 
  
 それはみつ編みの髪型にメガネをかけたこのクラスの委員長である川井みきだ。 
  
 当初、川井はその笑い声を堪えていたがそのうち我慢出来なくなり口に出してしまう。 
  
 その後、そこかしこから笑い声が発せられた。 
  
 女子だけでなく男子までも… 
  
 朗読中の硝子が一生懸命なのをいいことに誰もが笑い声を上げていた。 
  
  
 「オイ、うるさいぞ。笑うならあとにしろ。」 
  
  
 担任が注意したのは硝子が朗読を終えた直後だった。 
  
 その頃には笑い声もパッタリと止んだ。 
  
 この光景を覗きながら右京はクラスで何が起きているのか大体のことを察した。 
  
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