12: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2017/06/14(水) 23:42:08.25 ID:XeQ2hXzAo
「今日、ふと思ったんです」
私はプロデューサーに打ち明ける。
「私がもし普通に就職して、ちひろさんのように事務の仕事をやっていたら、って」
「ほうほう、それで」
「恥ずかしながら、想像できなかったんです。事務員の私」
いくばくかほろ酔いになった私は、くすりと笑った。
「今こうしてプロデューサーと二人、仕事をさせていただいて、それが楽しくて……今の私以外が、思いつかなかったんです」
「……そりゃ光栄ですね」
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