53: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:43:36.15 ID:/+LAMdvF0
「いやー、先生がそうまでしてくれるのは小町的に嬉しいんですが、ほら、最近のピザってデリると結構かかるって言いますか……」
小町が困ったような顔で言う。つうかデリるって何その略語、何を消されちゃうの?
「気にするな比企谷妹、私だってこう見えても大人なんだ、財布に金ぐらいはある」
「平塚先生も何かしたいんでしょう、お言葉に甘えてもいいんじゃないかしら」
「先生、うちも出します、その、うちが原因だし……」
「相模……気持ちは嬉しいが。こういう時はどんと任された方が、大人としては気持ちが良いものだよ」
「先生……ありがとうございます……」
うむと一言。そして携帯電話を手に、平塚先生はピザの手配をしてくれた。
「やはり30分はかかるそうだ」
「結構ギリギリね」
「仕方ない、一色に電話して、少し伸ばして貰うようにするわ」
そうして、俺は一色に電話をかける。
賑やかに歌うコール音を聴く事数秒、一色の声が聞こえてきた。
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