40: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/06/20(火) 23:21:55.84 ID:X0zGrG9i0
「だから、たまたま見かけたあの子と同じ事務所の貴女に声をかけたんだけど」
ほたる(女性はフッと力なく笑って)
「貴女の話を聞いていて、なんとなくわかった気がする。どうして私たちが失敗したのか」
「考えてみれば当然よね。私たちは誰一人としてあの子に触れようとしなかったんだもの」
「笑顔になれっていう方が無理な話よね」
愛海「ほたるちゃんと触れ合わなかったの?もったいない」
「ええ、そうね。私たちの中にたった一人でもあの子と触れ合おうとする人がいれば」
「貴女ぐらい、あの子を知ろうとする人がいたなら」
「きっと私たちは、違う結末を迎えていたかもしれないわね」
ほたる(……)
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