221:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/27(火) 13:21:01.78 ID:gtFhDy4Ho
  
 (真姫様、早くこの場を離れてください) 
  
  
 「え……で、でも……っ」 
222:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/27(火) 13:40:54.33 ID:gtFhDy4Ho
  
 「9人をここへ集めたのは失敗だったね」 
  
  
 (いえ、人間相手では警察でも充分でした。 
223:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/29(木) 00:43:05.58 ID:mwOZ0t6Co
  
 「……ここまで来て……どうして……止めるの……?」 
  
  
 混乱する彼女に死神が近寄る。 
224:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/29(木) 00:44:29.55 ID:mwOZ0t6Co
  
 「本当は生きていて欲しかったんだけど……ごめんなさい」 
  
  
 大粒の涙を流して泣き続ける真姫の前に彼女は膝をついて心から謝る。 
225:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/29(木) 00:48:41.84 ID:mwOZ0t6Co
  
 「うぅ――」 
  
 「――ぅ――ぁ――また――?」 
  
226:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/29(木) 00:52:29.34 ID:mwOZ0t6Co
  
 寝ている穂乃果の髪が激しく揺れる 
 死が迫っていた真姫は横に倒される 
  
  
227:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/29(木) 00:55:23.97 ID:mwOZ0t6Co
  
 「……ぐッ……うがぁぁあッ――」 
  
  
 アイリスの側まで駆け寄ると用意していたカッターで手首を切って血を流した 
228:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/29(木) 00:58:58.69 ID:mwOZ0t6Co
  
 「……ふぅ……ふぅ…っ」 
  
  
 血が流れるごとに本人の顔が青くなっていく 
229:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/29(木) 01:01:17.93 ID:mwOZ0t6Co
  
 「やばいって、ご主人……!」 
  
  
 「なんて……気配でしょう……」 
230:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/29(木) 01:03:33.93 ID:mwOZ0t6Co
  
 「追い掃うことはできるか、アイリス」 
  
  
 (アイリスだけでは不可能かと……) 
231:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/29(木) 01:05:41.54 ID:mwOZ0t6Co
  
 (……――!) 
  
  
 アイリスは全力で死神の動きを封じ込める 
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