智絵里P「ちょっと恋愛相談に乗ってもらいたいんだけど」緒方智絵里「!?」
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10: ◆E055cIpaPs
2017/07/05(水) 21:36:56.93 ID:oFThaKWS0
 「写真、撮らないんですかぁ?」

 そうやって、何をするでもなく二人で境界の前で記念撮影をしているひとを眺めていると、すぐ隣から聞きなれた声が聞こえてきました。

 「まゆも、ここでお友達とここで写真を撮ったことがあるんですよ?」
以下略 AAS



11: ◆E055cIpaPs
2017/07/05(水) 22:01:31.72 ID:oFThaKWS0
 「そんなに驚かれると、びっくりしちゃいます」

 少し大きな声でを出して吃驚してしまった私の口をやさしく人差し指で塞ぎながら、

「ここ、まゆの学校からの帰り道なんです」「そういえば智絵里ちゃんにはお話したことありませんでしたね」
以下略 AAS



12: ◆E055cIpaPs
2017/07/05(水) 22:03:14.97 ID:oFThaKWS0
 「ほら、とてもお似合いですよ。オフにお二人でデートなんて、まゆ、とっても妬けちゃいます」

 そう言ってまゆちゃんは私に、さっきまでに比べて何倍も重たくなったような気がする携帯電話を手渡してくれました。
 
 「貸一つですよ、代わりにまた今日のデートのお話、聞かせてくださいね。まゆ、とっても楽しみにしてますから」
以下略 AAS



13: ◆E055cIpaPs
2017/07/05(水) 22:06:21.61 ID:oFThaKWS0
 次に私達は、アイドル喫茶というアイドルを目指している女の子達が働いているお店に来ました。

 ステージの上では凛ちゃんや飛鳥ちゃんみたいなカッコイイアイドルで、すらっとした体をいっぱいに広げたダンスをしながら歌を歌っています。

「ごめんなさい、最後までちひろさんの趣味ってコスプレしか分からなくって」
以下略 AAS



14: ◆E055cIpaPs
2017/07/05(水) 22:40:21.61 ID:oFThaKWS0
 いろんな方に相談する中で、沢山のコスプレ衣装が常備されているお城のような場所のことを教えてくれた方がいました。

 そこで、カラオケだったり、ゲームだったりをする友人がいる、と。

 私だって、子供じゃないですから、そこがどういう場所か分かっているつもりですし、教えてくれた方がとても言いにくそうな顔をしていたことを考えても、きっとそれは間違いじゃないんだと思います。
以下略 AAS



15: ◆E055cIpaPs
2017/07/05(水) 22:42:01.76 ID:oFThaKWS0

 私はプロデューサーさんのアイドルで、だからそれで十分な筈なのに。
 私はプロデューサーさんのアイドルで、それだけでも十分に幸せなのに。


以下略 AAS



16: ◆E055cIpaPs
2017/07/05(水) 22:44:20.08 ID:oFThaKWS0
 「ああ、in factじゃないか」

 自分の気持ちに気付いて欲しい、こんなに好きなのにどうしても想いが伝えられないというテーマこそはよくあるアイドルソングだけど、それを流行のポップな曲調でごまかさずにどこまでもどこまでも素直に表現した名曲だよな、歌唱力がとことんまで問われてなぁ……と、プロデューサーさんは流れてきた知っている音楽に話題をそらしてくれました。

「あの娘のプロデューサーとは同期なんだけどさ、あいつ自分の担当アイドルがずっと歌っている間、異常に目が合うって悩んでてさ」
以下略 AAS



17: ◆E055cIpaPs
2017/07/05(水) 22:49:25.04 ID:oFThaKWS0
―――もっと、素直になれたら
―――仕舞い込んでしまうのは何故?

 あの女の子はきっと、ありすちゃんのような素敵な恋をしているのだと思います。

以下略 AAS



18: ◆E055cIpaPs
2017/07/05(水) 22:55:32.87 ID:oFThaKWS0
 「やっぱり!」「私もそう思ってた!」

という声と一緒に集まってきた、お店のスタッフの皆さんと握手をしながら、私との間に入ってその人たちの相手をしているプロデューサーさんを、まるで夢を見ているような不思議な気持ちでみていました。

だって、こんなにたくさんの人たちが、プロデューサーに魔法をかけてもらっているわけでもない私の所に集まってくれるだなんて、本当に初めてのことだったたから。
以下略 AAS



19: ◆E055cIpaPs
2017/07/05(水) 22:57:42.61 ID:oFThaKWS0
 「ところで、隣の方は彼氏さんですか?」

 たくさんの嬉しい言葉をかけてもらっている中の、その一つの質問がまるで、スローモーションのように私をゆっくりと震わせているのを感じました。

 「絶対に誰にも言わないんで、私たちにだけこっそりと教えてくださいよ」「もー、〇〇ったらだめだよー」「えー、でも気になるじゃない」
以下略 AAS



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